母の死を乗り越えて
2023年10月27日、母が亡くなりました。享年86歳でした。私は54歳ですが、いくつになっても母の死は受け入れがたいものです。けれど、現在3カ月が過ぎ、少しずつ前向きになれてきたように感じます。
私は市役所を38歳で退職をしてから、10年間で転職を20回以上も繰り返してきました。ですから、母には心配ばかりをかけてきました。中には、転職が決まって1週間ともたず辞めてしまったこともあります。転職が決まって喜んでいた母が、1週間後には新しい会社辞めたことを知り落胆するといったことを繰り返してきたのです。
そんな情けない私に対して母は常にはげまし続けてくれました。精神的・経済的に応援し続けてくれたのです。今こうして何とかやっていけるのは、母のおかげだと言えます。
家で介護をするって大変じゃないの?
そんな母に対して少しだけ親孝行ができたと言えるのは、亡くなるまでの3年、家で母の介護ができたことです。周りからよく言われるのは、「家で介護をするって大変じゃないの?」ということです。
実は私の場合、率先して家で母を介護したわけではなく、大した貯金もなかったので介護施設に入れる費用がなかっただけなのです。しかし、これが幸いでした。なぜなら、もし介護施設にあずけていたら、コロナ禍で面会ができずに亡くなっていたからです。やはり、私は家で看取るのが最も後悔が少ないような氣がしています。
介護は深刻なってはダメですよ
確かに家で介護をするのは、大変なこともあります。なぜなら、子育てと違って成長すれば手が離れるものではないからです。また介護は月日が経つにつれ、親の弱っていく姿をみていくことになります。そんな状態が続くとメンタルがやられていきます。
さらに、自宅での介護は必ず誰かが家にいる必要があります。ですから、気軽に外出ができません。気分転換に旅行にもいけません。しかし、一時的に施設に預けることもできますし、兄弟姉妹などに見てもらうこともできます。ですから、そんなに深刻になる必要はないです。
介護状態にもよりますが、母は一番MAXの要介護5でした。要介護5というは、寝たきりの状態で何一つ自力ですることはできません。しかし、その分、介護サービスがいろいろと受けることができます。
例えば、私の母の場合は、
- 1日2回ヘルパーさんにオシメをかえてもらう
- 週1回の訪問入浴
- 週2回の訪問リハビリ
- 1カ月2回のお医者さんの経過観察
- 美容師訪問による髪のカット
その他にも、オシメなどの補助金や電動のウォーターベッドのレンタルなども受けられました。本当に至れり尽くせりの状態です。また、何か相談ごとがあれば、ケアマネジャーが優しく対応してくれました。このように、介護はサービスを上手く活用すれば、それほど深刻にならずに済みます。
転機が訪れた
コロナ禍と同時期に母が介護になり、その間に母との問題が勃発しました。例えば、認知症になった母が夜中に大声で叫んだりしました。また、私のことを浮気性だった父と勘違いし、
- あんたが〇〇(ケアマネ)と浮気しているのは分かってるんだから!
と私に暴言を吐いたりしてました。
そんな日々を送っていると、いつしか私もイライラするようになりました。すぐに母と口喧嘩になり、ぶつかる日々が続いたのです。
転機が訪れた!
元氣なときの母は、そのへんのヤクザにも負けないぐらいの勢いのある人でした。そんな母も身体が不自由になり、認知症も併発し弱っていく姿は余りにも残酷でした。
そんなある日、母が泣きながらオムツの中のウンチを片付けようとしていました。動けない母にとって、オムツを脱ぐことは困難を極めたのでしょう。部屋中に汚物が散乱し、ウンチの匂いで大変な事態になっていたのです。しかし、その惨状を目の当たりにしたときに、私の気持ちに変化が訪れました。
それは、こんなに不自由になりながらも、俺に心配をかけたくないと必死になっている姿は、愛そのものだったのです。その姿は、母の強さと優しさそのものでした。今まで、どれだけ心配をかけても母は、私に愛を与え続けてくれたことが思い出されました。それらを一つ一つ思い出すたびに、私の心は愛に満たされたのです。
母の死を乗り越えて
今振り返ると、母は自分の身を犠牲にして
- 愛の深さを教えてくれたのです!
3年間の介護がなければ、母との濃密な時間を過ごすことはなかったと思います。亡くなったあとも、私に迷惑をかけないように、母はすべての段取りをつけていきました。葬儀場の互助会、生命保険の遺産、生前にお墓を建てるなど。
親孝行したいときに親はなし…。そんな言葉を耳にしていましたが、本当にそのとおりだと思います。3カ月が過ぎ、やっと心の整理がつきはじめた今だから言えます。
この世の中は愛がすべてだ!
と…。
ビジネスで成功した姿をみせる、お金持ちになって豪邸に住ませる、地位や名誉を手に入れるなど、それらが親孝行になると信じて生きてきました。しかし、親はそんなことを望んでいません。少なくとも私の母は。
それよりも、
- 濃密な時間を一緒に過ごすこと
- 親への感謝を心底感じられること
- 親の愛の深さに氣づくこと
それらの方がよっぽど親孝行に繋がるのではないでしょうか?
私は、介護を通してそのように感じられるようになりました。私の心の中には、母の想いは生き続けています。その母の想いを紡いでいくには、愛に生きることだと思います。それ以外にはありません。
愛と調和の世界へ
現在、私たちは大転換の時代に生きています。これから、私たちは肉体をもちながら5次元にいくのです。5次元は、愛と調和の世界です。それぞれが個性を発揮し、与え合う世界には争いはありません。テクノロジーも進化していきます。
例えば、フリーエネルギー。今までは、エネルギー源である原油を支配するため戦争をおこしました。しかし、フリーエネルギーが開示されれば、戦争は起こりようがありません。また、メドベッドがあれば、病気もなく長寿命なります。
そんなテクノロジーの数々が、これから開示されることになります。そうなれば、私たちは生きるために我慢して仕事をする必要がなくなります。
やりたいことができる世界
つまり5次元の世界は、やりたいことだけをやれるのです。そうなれば、ストレスもなくなります。無理や我慢がなくなり、争いごともなくなります。そうした世界が間近に迫っているのです。しかし、これから3年間ぐらいは大変です。
なぜなら、今までの仕組みが崩壊していくからです。例えば、金融崩壊。これ一つとっても、備えがない人にとっては、青天の霹靂となることでしょう。
しかし、心配する必要ありません。目覚めている人は、少しずつですが増えています。そうした人たちとコミュニティを形成し、この後の大転換を乗り越えていきましょう。
その一助になればと思い、私はこのブログで情報を発信していきます。それが私なりの愛を与えることになると信じて…。
天職に生きる5つのステップ