転職活動を始めたい。けれど、何をどうして良いか分からない。ネットで転職について検索してみたけれど、転職サイトの情報ばかりで、実際の転職者の生の情報が掲載されていない。といった問題を抱えている人は多いと思います。
正直な話、ネットの情報はかたよっている場合が多く、入社してから「こんなはずではなかった」と言ったギャップに悩まされている人が少なくありません。
エン転職コンサルタントが30才以上のユーザーさん1,824人に行ったアンケート調査結果によると、
- 8割以上の方が転職後のギャップを感じた!
と答えています。
このようなことから、ギャップを少なくするために、転職活動を行った人の生の情報を集めるようにしてください。そこでこのページでは、転職者の生の声を集める方法を私の経験をまじえながら解説します。
生の情報を聞いた方が良い2つ理由
なぜ、転職活動を始めるのに、実際に転職をした人の話しを聞いた方が良いのでしょうか?
それは、以下の2つの理由です。
- かたよった情報に振り回されない
- 無駄な行動をしないで済む
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.かたよった情報に振り回されない
情報というのは信頼性が重要です。人はどうしても自分の都合の良い情報を集めてしまいます。特にインターネットの情報は、手軽に集められる反面、信頼性が問題となる場合があります。
例えば、テレビやマスコミは、スポンサーの広告収入によって成り立っています。ですから、そのスポンサーに悪い影響を与える情報は、できるだけ流さないようにします。
それと同様に、転職サイトや人材紹介会社、求人誌などもスポンサーがいます。つまり、お客様である企業がいる以上、その企業に不利になる情報はなるべく流さないのです。
このように、かたよった情報をうのみにしてしまうと、どうしてもスポンサー企業の都合の良い方に誘導されてしまいます。
全てがかたよった情報とは限らない
しかし、だからと言って全てがかたよった情報とは限りません。なぜなら、人材紹介会社(転職エージェント)は、求人先と転職者を上手くマッチングしなければならないからです。
しかし、転職者の希望を無視していては、条件に納得がいかず会社をすぐに辞めてしまいます。ですので、求人先に都合の良い情報ばかりを与えるわけにはいかないのです。
このように、転職エージェントに相談することは、ネットの情報よりも信頼性があるのです。詳しくは「転職エージェントって何?」をご覧ください。
2.無駄な行動をしないで済む
私は20回以上の転職経験があります。転職活動を始めたころは何をどうして良いか分からず、なんとなく手探りで始めました。
当時は身近で手軽なハローワークだけで転職活動を行っていました。しかし、年齢が38歳で、しかも人気の事務職希望であったため、なかなか応募先が見つかりませんでした。また、独力で転職活動を行っていたため、応募書類の書き方も良く理解していませんでした。
転職エージェントは優良な求人を多く抱えている!
転職業界には、35歳限界説とい言われていることがあります。それは、35歳を超えると求人先が著しく減ってしまうことからきています。しかし、35歳を超えていても優良な求人は数多くあります。それが、転職エージェントなのです。
転職エージェントは、ハローワークにはない非公開の優良な求人情報を数多く持っています。ですから、35歳という年齢の壁が迫っている人は、これを利用しない手はありません。
また、転職エージェントは、求人紹介だけではなく応募書類の添削、面接のアドバイス、求人先の給与の交渉なども行ってくれます。これらが全て無料で受けられるのですから、転職者にとっては大変ありがたいサービスです。
私のように独力で転職活動を行うと、何か問題があっても気づくことができません。しかし、専門家である転職エージェントであれば、問題を解決するための適切なアドバイスをしてくれます。ですから、無駄な行動を起こさずに済みます。結果として、転職活動の期間も短くなるのです。
情報の集め方(求人媒体)
ハローワーク
- 他の求人と比べ年収が低い傾向があります
- 求人会社が無料で登録ができるので、できるだけお金をかけたくない会社が集まりやすい
- 新規の求人数に若干の難点があります
- いつも同じような求人会社が掲載されている(ブラック企業に注意)
新聞
旧財閥、金融、IT系など。利益率が高い企業が多い傾向があります。
転職エージェント(人材紹介会社)
これが、転職者にとって有力な方法です。リクルートエージェントやマイナビエージェントなどの大手であれば、非公開の求人数も多く、ハローワークに比べ年収も高い傾向があります。
転職エージェントから、より多く求人紹介をしてもらうには、良好な関係を築く必要があります。そこで以下に、その方法について詳しく説明します。
【転職エージェントと良好な関係を築く方法】
①ネットを使って人材紹介会社を探します。最初は大手の紹介会社が狙い目です
②WEBサイト上で登録をします
③会うことを前提に電話をかけます
例、御社様へ登録をさせて頂きました○○と申します。ぜひ、直接ご相談したので、お時間をいただくことは可能でしょうか?
OKの場合:日時を決め、この転職エージェントと親しくなってください
NGの場合:求人がでましたら、こちらから連絡をします ←そのまま放置をしてください
④転職エージェントに、いろいろな相談をして印象に残るようにしてください
⑤転職エージェントに、毎週決まった時間に連絡をいれるようにします
⑥軽くあしらわれても、毎週決まった時間に連絡を入れてください
⑦そのうち、要注意人物として担当者さんが覚えてくれます
⑧うるさいやつ、または情が入るなどの理由から、担当者さんが応募先に面接を入れてくれる可能性が出てきます
- 以上のことを繰り返し、多くの転職エージェントと良好な関係を築いてください。仲の良い転職エージェントが増えれば、応募先の紹介量が増え、結果として内定の可能性が高まります。
求人誌
①有料求人誌は、首都圏では2014年に全て廃刊。
※地方にその地域限定の有料求人誌があることも。要注意!
②無料求人誌
駅、コンビニ、書店、ファミリーレストラン等に配置。
<銘柄例>
- Town Work(タウンワーク)
- Town Work(社員)
- an(アン)
- aidem(アイデム)
- 求人ジャーナル
- バイトフリー
- Job Post(ジョブポスト) …etc.
§Town Work(タウンワーク)
- 東京都心版
- 新宿・中野・杉並版
- 渋谷・目黒・世田谷版
- 港・中央・品川・太田版
- 浅草・北千住・荒川・葛飾版(※画像参照)
- 北区・足立区・川口・草加版(※画像参照)
- 東急東横沿線版 …etc.
an(アン)
- 渋谷・港・新宿区~武蔵野・多摩版
- 東京・銀座・上野~城東・千葉版
- 池袋~さいたま全域版
- かながわ全域~新橋・品川・町田・横浜版 …etc
【求人誌を使った活動方法】
※求人誌ごとに発行日が違うので要調査が必要
「私が行った例 足立区在住」
回収媒体:タウンワーク(浅草・北千住・荒川・葛飾版)
回収媒体:タウンワーク(北区・足立・川口・草加版)
回収場所:西日暮里の自動改札の横
回収日時:月曜日(毎週月曜日発行のため)
新聞
- 全紙漏れなくチェックしてください
- 各新聞ごとに、求人掲載日、求人の質・量が異なるので要調査
- 新聞購読をしていない場合、図書館にて情報収集してください
折り込み広告
- 近所の求人が中心。首都圏はほとんど無い場合も。郊外は量が期待できます。
- 朝日、読売新聞が比較的折り込み広告の量があります。日経新聞はほとんど求人が入っていません。地方では、有力紙中心に量も期待ができます。
まとめ
以上が、転職者の生の情報を聞いた方が良い2つ理由とその集め方です。
特に転職エージェントを活用することで、転職者の生の声を知ることができます。そして、無駄な行動がなくなり転職活動の時間が短縮できます。
転職で失敗しないためには、できるだけ求人先の情報を知ることです。その点、転職エージェントは求人先の担当者と緊密に連絡を取り合っているため、多くの情報を持っています。ですから、あなたの希望に合った転職先を見つけるには必須です。
天職に生きる5つのステップ