在職中の転職活動は、時間が思うように取れません。やっとの思いで応募しても、届くのは不採用の通知ばかり。そんな状態が長く続くと本当に辛いです。
今の会社に不満がある上に、転職活動も上手くいかないと投げだしたい気持ちになってしまうでしょう。
しかし、そこであきらめてしまえば、この先もずっと今の会社で我慢を続けなければなりません。
そもそも中高年の転職活動は、若い人に比べ長引いてしまうものです。ですから、じっくりと取り組む覚悟が大切です。
そこでこのページでは、転職活動が上手くいかず辛いと感じているときの6つの対応策を、私の経験をまじえながら解説します。
辛いときの6つの対応策
転職活動が辛いときの対策には以下の6つがあります。
- いったん休む
- 相談相手をみつける
- 他の人と比較しない
- みんなも一緒と考える
- 今のままの状態を想像する
- 理想の状態を想像する
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.いったん休む
転職活動が上手くいかない場合、いったん休むのが良いでしょう。しかし「仕事が決まらないのに休んでいる場合じゃない」と思う気持ちも分かります。けれど、何事も気晴らしが必要です。ですから、いったん休みをとり、気持ちを新たなにしてから始めるのが良いでしょう。
例えば、私の20回以上の転職活動で一番長引いたのが8か月間でした。当時は、できる限りハローワークに通いつめました。しかし、なかなか内定がもらえず、やる気も失っていきました。そんなときに
- この際、ゆっくり休もう!
と決めたのです。この割り切りで気持ちが楽になりました。
2.相談相手を見つける
転職活動は孤独です。在職中の場合、同僚に内緒にしていますから罪悪感もあります。ですから、相談相手も限らてしまいます。そのような時は、転職経験者の友人に相談するのが良いでしょう。
しかし、友人も専門家ではないため問題の解決にならないことが多いです。やはり、頼りになるのは専門家のアドバイスです。それには、転職エージェントを活用するのが良いでしょう。
転職エージェントのメリットは、非公開の求人を数多くかかえてことです。下の図のとおり、非公開の求人には好条件な案件が多いです。ですから、あなたの希望の求人が見つかる可能性が高いです。
3.他の人と比較しない
「隣の芝生は青く見える」と言います。どうしても、人は他の人と比較してしまいます。しかし、転職活動で上手くいっていない時に、比較をするのはやめた方が良いでしょう。なぜなら、他の人が幸せそうに見えるからです。
特に、何社も受けているにも関わらず、不採用の通知ばかり続くと自信を失っています。
例えば、
- 私は社会から必要とされていないのではないか
- このまま転職先がみつからないのではないか
- いつまで、今の会社にいなければいけないのかなど。
このように不安が、どんどん膨らんでしまうのです。原因は他人との比較から起こります。ですから、上手くいかないからと言って、他人と比較するのはやめましょう。
4.みんなも一緒と考える
転職活動は、誰しもが辛いものです。私は20回以上の転職経験者ですが、一度も楽に感じたことはありません。むしろ、常に不安や焦りがありました。つまり、辛いのはあなただけではな他の人も一緒なのです。ですから、焦らずに自分のペースで行ってください。
5.今のままの状態を想像する
転職がしたいということは、今の仕事に不満があるからです。つまり、不満を解消するために転職活動をしているのです。ですから、もし転職活動を辞めてしまえば、この先も今の不満をかかえながら仕事をしていくことになります。
このように、さまざまな理由がありますが、転職活動をやめてしまえば今後も不満が解消されません。そのことを想像してみてください。
- 嫌いな上司のもとで、これから先5、10年と我慢して仕事ができますか?
- 残業代も出ないのに、今後も夜遅くまで仕事を続けられますか?
- 人間関係が最悪でも我慢ができますか?
このように、今後も不満な状態が続くのです。それがイヤであれば、辛くても転職活動を継続するしかありません。
6.理想の状態を想像する
先ほどとは、逆のことを想像します。つまり、転職先が決まり、あなたの希望している企業に採用されたことをイメージをするのです。
例えば、人間関係で悩んでいるのであれば、転職先で良好なコミュニケーションがとれている状態をイメージします。
他にも、残業続きで疲れ切った状態から転職先でそれが解消されたとします。そして、定時にしっかりと帰ることができ、家族との会話の時間もとれるようになったところをイメージするのです。
そうやって、あなたが理想としている状態を想像すれば、今後も頑張ることができます。
まとめ
以上が、転職活動で辛いときの6つ対応策です。
正直言って、中高年の転職は想像以上に厳しいです。何度応募しても不採用が続いてしまうと非常に辛い状況に追い込まれます。
そのようなときは、気軽にメールをしてください。
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