仕事が忙しくて転職活動をする時間がない…。
そんな悩みをかかえていませんか?
特に中高年の転職活動は、若い人に比べ長引く傾向があります。その上、仕事が忙しい状態であれば一向にはかどらないでしょう。
確かに、在職中の転職活動で一番障害になるのが時間の問題です。ただでさえ、仕事が忙しいのに、転職活動も同時に行うのは難しいです。
例えば、仕事が終わってからハローワークに通ったり、残業をせずに、その時間を転職活動にあてたりします。しかし、普段通りに仕事をしていては時間がいくらあっても足りません。
そこでこのページでは、転職活動をするための時間を生み出す7つの方法を、私の経験をまじえながら解説します。
時間を生み出す7つの方法
時間を生み出すには、以下の7つの方法があります。
- スキマ時間を活用する
- 転職活動を中心に考える
- やることを減らす
- 食事に時間をとらない
- 整理整頓をする
- つきあい残業をしない
- 効率良く仕事をする
以上です。
それでは、1つずつ具体的に説明します。
1.スキマ時間を活用する
どんなに頑張ってみても、1日は24時間しかありません。その限られた時間を有効に使うことでしか、時間を生み出すことはできません。
それには、スキマ時間を活用するのが有効です。スキマ時間は「チリも積もれば山となる」と言われるように、たとえ、1日30分でも1年に計算すると、
- 30分×365日÷60で約180時間
- 180÷8時間=22.5日
- 1日の仕事を8時間で計算すると22.5日分
これは、仕事を1ヵ月多くやっているようなものです。スキマ時間であっても、このように計算してみると本当に山のようになります。
スキマ時間の捻出の仕方
スキマ時間の捻出は、難しく考える必要はありません。例えば、通勤時間の30分をスマホを使って求人情報を集めるでも良いでしょう。他にも転職に必要なスキルを高めるために、ICレコーダーなどを使って音声を聴くのも勉強になります。
- 仕事の休憩時間
- 夕食を食べた後の時間
- ちょっとした待ち時間
- 寝る前の布団に入ってからの時間
- 朝起きてから出社するまでの時間など。
このように、少し意識するだけでたくさんのスキマ時間があります。これらのスキマ時間を上手く転職活動に活用しましょう。
2.転職活動を中心に考える
内定が決まるまでは、転職活動を中心に考えるようにしてください。なぜなら、それだけで時間を生み出すことが可能になるからです。
このように、人は常にいろいろなことを考えています。
- 前向きなこと
- 否定的なこと
- やりたいこと
- やらなくちゃいけないこと
- 悩みや不満など
とにかく、あらゆることを毎日のように考えています。しかし、多くの人の思考は1つのことに集中していません。なぜなら、思考を集中させるには、軸になるものが必要だからです。
その軸を転職活動にすれば良いのです。軸とは、スケジュールを組むのも転職活動を中心に考え、休日も転職活動を中心にして行動するということです。
仮に、他に取り組んでいることがあれば一時的にやめましょう。つまり、優先順位の1番目に転職活動をもってくるのです。そうすれば、転職活動に集中できるようになります。
さすがに仕事の時間は集中できませんが、それ以外は、常に頭の中は転職のことだけを考えるようにしてください。その結果、行動が自然と転職活動を中心に行うようになります。その結果、余計なことに思考を使わないで済みます。
3.やることを減らす
時間は無限ではありません。ですから、限られた時間を有効に使うには、やることを減らす必要があります。つまり、今までと同じような生活を繰り返していては、忙しいままです。ですから、思い切ってやらないことを決めるのです。
ここで、忘れてはならないのは「ずっとやらないわけではない」ということです。それは、転職が決まるまでの間だけです。その間は転職に集中するのです。
例えば、当時私はスキルアップのために、いろいろなことを手がけていました。コーチング、速読、WEB構築のセミナーなど。他にも将来役立ちそうなスキルをたくさん学んでいました。ですので、土日はそれらで毎週のように埋まっていたのです。そのために、転職活動が一向に進んでいませんでした。
そのことを、転職エージェントに相談したところ、内定が決まるまではすべてをやめるアドバイスを受けました。転職エージェントとは、転職相談を無料で行ってくれる仲介者を言います。詳しくは「転職エージェントって何?」をご覧ください。
このように、やることを減らすのは時間を生み出すうえで有効です。それぐらいの覚悟をもって、取り組まない限り大きな時間を生み出すことは厳しいと考えてください。
4.食事に時間をかけない
食事というのは、意外に時間をとられます。
- 1日に3度の食事をする
- 買い物をする
- 食事を用意する
- 食器を洗うなど
これらの時間は、トータルで1日2時間程度になります。それらの時間をできるだけ減らすようにしてください。家族がいる場合は協力をしてもらうのが良いでしょう。
また、家にいるとゴロゴロしてしまい気づくと眠ってしまうことが多かったそうです。しかし、外食先では集中してできるので、とてもオススメだと言っていました。
このように、食事に時間をかけないというのも時間を生み出すには有効な方法です。
5.整理整頓をする
時間というのはチリも積もれば山となります。それは、探し物の時間にも言えるのです。ある調査によると、人が探し物をしている時間は1日に10分程度だそうです。これを、スキマ時間と同様に年間に換算し1日8時間で計算します。
すると、なんと1週間以上も探し物をしていることになります。つまり、1日8時間の探し物をして、1年間に1週間以上も何かを探している計算になるのです。
例えば、私の奥さんは自転車で通勤をしています。普段は几帳面な性格なのですが、自転車のカギに関しては、毎朝のように「ないない」と探しています。
このように、探し物の時間というのは、案外バカにできないのです。それには、整理整頓が有効です。以下は、整理整頓の5つのポイントです。
整理整頓の5つのポイント
- 余計なものは買わない
- 使ったものは元に戻す
- 後回しにせずその場で片づける
- 必要最低限のモノしか出さない
- 捨てるクセをつける
このように、常に身の周りを整理整頓しておけば1日平均10分の探し物をしなくて済むでしょう。
6.つきあい残業をしない
日本人にありがちなのが、つきあい残業です。自分の仕事は終わっているのに、周囲の人たちが忙しそうにしているので帰らないで残業につきあうのです。
私もこのような時期がありました。1人だけ帰ることに罪悪感があったので、つきあい残業をしていたのです。これでは、いつまでも時間を生み出すことはできないでしょう。この際、割り切って残業をやめてください。そうすれば、その時間を転職活動にあてることできます。
7.効率良く仕事をする
残業をしないためには、日頃から仕事を効率良く行うことが重要です。そのためには、段取りが必要になります。
このように、効率良く仕事をするためには段取りをする必要があります。以下が、段取りの2つのコツです。この2つが習慣になれば仕事を効率良く行うことができます。
段取りのコツ
- 明日の仕事の段取りをする
- 会社についたら今日やることが決まっている
この2つを、しっかり実行してください。
もし、現状が行き当たりばったりで仕事をしているのなら、今から遅くはないので段取りをする習慣をつけましょう。この習慣がつけば、驚くほど効率良く仕事ができるようになります。
まとめ
以上が、時間を生み出7つの方法です。
この7つの方法は一度に行う必要はありません。むしろ、自分のやりやすいものから始めてください。何事も一度にやろうとすると上手くいきません。それよりも、1つでもいいから継続することが重要です。
継続さえできれば成果は確実に出てきます。中高年の転職活動は長丁場です。今日明日で勝負が決まるわけではありません。ですから、無理はしないでください。
それでも思うように進まない場合は、気軽にメールしてください。
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