転職活動に行き詰まり、不安で眠れない状態になっていませんか?
退職後の転職活動は、精神的な不安から眠れない状況になります。また、転職活動が長引いてしまうと、経済的にも厳しい状況に追い込まれます。
毎日お金が減っていく恐怖は、体験した人にしか分かりません。ですから、ゆっくりと眠れない気持ちなるのは当然です。
しかし、その状態が続いてしまうと、内定が決まる前に体を壊しても困ります。
そこでこのページでは、眠れないときの7つの対処法を、私の経験をまじえながら解説します。
眠れないときの7つの対処法
私が行っていた眠れないときの対処法は、以下の7つです。
- やりたいことをして過ごす
- 未完了を完了させる
- ストレッチをする
- 多くの求人情報を集める
- 複数の転職エージェントに相談する
- 急場のためにアルバイトをする
- ハーバード医師からの提言を参考にする
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説をします。
1.やりたいことをして過ごす
人が眠れないというのは、悩みや気がかりなことがあるからです。それを解消するためには、やりたいことをして過ごすのが良いでしょう。なぜなら、やりたいことであれば、不満やストレスがたまらないからです。つまり、やりたいことで頭の中をいっぱいにしてしまえばいいのです。
眠れなくなるのは、起こる前から心配しているのです。しかし、まだ起こってもいないことを心配しても、どうすることもできません。それよりは、やりたいことに集中する方が精神的に安定します。
「失業中なので、やりたいことなんて考えている余裕はない」と思うかもしれません。しかし、否定的なことを考えて精神的に病んでいくよりも、やりたいことを行っている方が気持ちも楽になります。だからと言って、やりたいことばかりをしろと言っているのではありません。
- 気晴らしにやりたいことをしてみたらどうですか?
と提案しています。あくまでも、目的は眠れない状況を解消するためです。
思い込みを捨てよう!
上手くいかない人は、思い込みが強いです。なぜなら、アドバイスをしても「上手くいきっこない」と受け入れないからです。ですから、実行もしません。だから、上手くいかないのです。
思い込みが良い方向にいっている場合は、問題はありません。しかし、人生が上手くいっていないと感じるなら、思い込みを捨てましょう。しかし、すべて実行しろとは言いません。少しでも良いと思ったことがあれば1つでもいいので試しましょう。その結果、何かしらの成果が得られます。
2.未完了を完了させる
眠れない人は、頭の中が余計な思考でいっぱいになっています。特に、物事を否定的に考えてしまう人は、不安や悩みでゴチャゴチャになっているのです。だから、頭の中を整理する必要があります。それには、未完了を完了させる方法が良いでしょう。
未完了には、以下の3つのカテゴリーに分かれます。
- やらなければいけないこと
- やりたいこと
- やろうと思いながら、やっていないこと
この3つがあります。
これを、紙に書き出して完了させていくのです。まずは、大きなものから小さなものまで、思いつく限り全てを書き出してください。
例えば、
- 故障した電化製品を修理に出す
- たまっている支払いを済ませる
- 読んでいない本を処分する
- 友人から誘われていた飲み会の返事をする
- お風呂掃除をする
- 面接の準備をする
- 話したいと思っていた同僚と会う
- 応募書類を作成する
- 部屋の掃除をするなど。
このように、どんなに些細なことでもかまいません。とにかく、思いついたことは全て紙に書き出してください。おそらく、30~50個くらいは無理せず出てくるでしょう。それだけ、頭の片隅にはやり残していることがあるのです。そのような状態であれば、モヤモヤして眠れないのは当然です。
そして、その書き出したものの中で、上記の3つカテゴリーに分け、やらなければいけないことがあれば、早急にやりましょう。もし、大きすぎて直ぐに取りかかれないことがあれば、転職活動後にやると決めてください。重要なことは、あなたの頭の中から余計な思考を外に出すということです。
そうすれば、頭の中がスッキリします。そして、軽い運動でもすればグッスリと眠ることができるでしょう。
3.ストレッチをする
人は緊張をしているときは、交感神経が過敏に働いています。逆にリラックスしているときは、副交感神経が働いています。つまり、眠れないときは、リラックスすれば良いのです。
リラックスするには、
- クラッシック(音楽)を聴く
- マッサージを受ける
- ヨガやストレッチする
などが良いでしょう。ヨガは面倒という方には、手軽にできるストレッチをしてください。ストレッチは10分も行えれば身体がほぐれます。時間が許す範囲内でチャレンジしてみましょう。
4.多くの求人情報を集める
忘れていけないのは転職活動です。そもそも眠れないのは、転職先が決まらないことが主な原因です。ですから、転職先が決まらなければ問題は解決しません。それには、できる限り求人情報を集める必要があります。多くの求人情報があれば内定の確率も上がります。
ハローワークだけで十分とは言えない!
私の場合、最初の頃はハローワークだけで転職活動を行っていました。しかし、3ヵ月もすると希望の求人が無くなってしまうのです。特に中高年の転職は、若い人に比べ求人数が少ないです。ですから、ハローワークだけでは十分とは言えません。転職サイトや転職エージェントを使って、できるだけ多く求人情報を集めてください。
求人情報にはいろいろな媒体がありますが、最初は選ぶよりも応募することに集中しましょう。どうしても気に入らなければ辞退すれば良いだけの話です。
5.複数の転職エージェントに相談する
転職成功のカギは、求人数の多さです。特に転職エージェントは、非公開の求人を数多くかかえています。非公開の求人は、好条件な案件が多い傾向があります。ですから、あなたの希望の求人が見つかる可能性が高いです。
転職エージェントは、求人紹介だけではなく応募書類の添削、面接のアドバイス、給料の交渉なども行ってくれます。しかも、求人企業が費用を負担してくれるので無料で受けられます。ですので、中高年の人にとっては、利用価値の高いサービスです。
6.急場のためにアルバイトをする
転職活動で一番辛いのは、お金の問題です。
例えば、私が眠れない状況になったのは、やはりお金の問題でした。私は20回以上の転職をしていますが、一番長引いたのは8か月間です。当時は、貯金も底をつきかけていました。なんとか、友人の会社でアルバイトをしてしのげたので、精神的に楽になったのを今でも覚えています。当時の苦しい状況は忘れません。それだけ、お金の不安は大きいのです。
お金がなくなってからアルバイト先を見つけようとしても、すぐには見つかりません。できれば、転職活動と同時に条件の良いアルバイトの情報も集めましょう。
7.ハーバード医師からの提言
ハーバード大学医学部客員教授である根来秀行氏の著書「長生きの健康常識はウソばかり」の中で以下のように、書かれています。
根来医師は「快眠のためには、夜間に副交感神経が働きやすい環境を整えることを心がけると効果的だ」と言っています。その工夫として、
- カフェインをとり過ぎない
- 刺激的な映像を見たり、強い光を浴びたりしない
- 携帯電話やパソコンのディスプレイをできるだけ見ない
- 38~41度のぬるめのお湯にゆったりと入浴する
- アロマや音楽などを活用し、リラックスする
- ゆっくりと腹式呼吸をする
以上です。これらを習慣にすることで副交感神経が優位になり快眠の環境が整うそうです。参考として、これらのことを行ってみてください。
まとめ
以上が、眠れないときの7つの対処法です。
私は20回以上の転職経験で、何度も眠れない日々を過ごしたことがあります。その苦しさは今でも忘れません。ですので、この対処法が少しでも役立ってくれることを望みます。
転職活動で大切なのは、あきらめずに継続することです。しかし、どうしても行き詰ってしまう時もあるでしょう。
そのときは、気軽にメールをして下さい。
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