履歴書の中に、小さなスペースですが「特技欄」があります。
- この特技欄に「特になし」と書いてはいませんか?
この特技欄は、志望動機と同じように数少ないアピールができるものです。ですから「特になし」と書いてしまうのは、せっかくのチャンスを逃してしまいます。
しかし、特技と言われても、意外に何を書いて良いか分からないものです。そこでこのページでは、特技欄の書くポイントについて紹介します。
特技の目的
特技の目的は、あなたの強みや特徴、そして、人となりを伝えるために書きます。ですから、特技を書くことは、あなたをアピールする機会になります。
書き方のポイント
- 特技欄のスペースが小さいため、短く簡潔に書くこと
- ( )で資格の名称を加えると、アピールになります!
【私の特技の例】
- 整体(カイロプラクティックの資格あり)
- コミュニケーション・スキル(コーチング認定資格取得)
趣味と特技の違い
趣味と特技の違いは、趣味は好きなこと、特技は得意なことです。
履歴書の記入欄に、「趣味・特技」と書いてあれば、特に違いを意識する必要はありません。しかし、「特技」とだけしか書かれていない場合、この違いを知っていると役立ちます。厳密に言えば、特技というのは「技」と書かれてあるとおり技術を必要します。そして、特技の場合、好きなこと以外でもOKです。一般的に見て、周囲よりも少しでも抜きんでていれば特技と言えます。
認識が違ったからと言って、減点の対象にはならないので、それほど意識する必要はありません。くれぐれも「特になし」と書くのは、何のアピールにもならないので気をつけましょう。
特技は、以下のことを注意して書いてください。
特技を書くときの注意点
自己PRなので、多少の内容を盛って書くのは許されるかもしれません。しかし、あまりに実情とかけ離れた特技になってしまうと、嘘っぽくなってしまうので気をつけてください。
また、特技は面接のときに聞かれることが多いので、具体的に説明できるようにしておくのが重要です。面接のときに即答できるように、紙に書き出しておくのが良いでしょう。
特技の種類
◎仕事関連
- 習字(5段程度)
- ブライドタッチ(10分1000文字以上)
◎教養関連
- TOEIC(700点以上)
- 速読(ビジネス書20分)
◎趣味(遊び)関連
- ボーリング(アベレージ200点以上)
- アマチュア無線(3級無線技士)
◎社会貢献関連
- ボラディア(〇〇協議会から表彰)
などです。
まずは、思いつく限り紙に書き出してみましょう。そのなかでインパクトがあるものを選んでください。
仕事力をアピールする3つのポイント
日本人は、あまり自己主張の強い人を好まない傾向があります。なぜなら、主張が強すぎると周わりと上手く協調できないからです。ですので、特技は、さりげなくアピールする方が良いです。そこで、仕事力をさりげなくアピールする3つポイントを紹介します。
- 自己主張の強さを感じさせない
- 仕事につながると印象づける
- 長く継続していることが重要
以上です。
それでは、一つずつ具体的に説明します。
1.自己主張の強さを感じさせない
繰り返しますが、あまりに自己主張が強いと、周わりと上手くやっていけないのではないかと懸念されてしまいます。そこで、自己主張の強さを感じさせず、しっかりとアピールすること重要になります。
2.仕事につながると印象づける
特技を記載することで、人柄が伝わるメリットがあります。せっかくの機会なので、応募先の仕事につながる印象を与えることが良いでしょう。
3.長く継続していることが重要
特技には継続している期間を記入することが重要です。なぜなら、長く継続できるということは、仕事も継続して取り組んでくれると考えられるからです。
特技の3つの実例と理由
では、具体的な実例とその理由について解説します。
1.料理
- 独自で作った30種類以上の時短レシピを所有
- 【理由】:30種類以上の豊富なレパートリーがあるため、普段から料理を作っていることがうかがえます。そして、時短レシピということで仕事も段取り良く行ってくれる印象が与えられるでしょう。
2.早起き
- 10年以上朝4時に起きて読書をしています
- 【理由】:10年以上継続していることで、努力家であることが分かります。そして、毎日読書をしていることで教養レベルが高いとアピールできます。
3.体力
- 3年間休まず週に3回筋トレを継続中
- 【理由】:仕事は体力勝負です。どんなに能力があっても、健康上に問題があれば、より良い成果は期待できません。ですから、体力があるということは、非常に強いアピールになります。3年間休まずに、週3回のトレーニングを継続するには、強い意志がなければできないでしょう。これは、特技でしか書けない強力なアピールになります。
まとめ
以上が、履歴書の特技の書き方の基本中の基本です。
履歴書の特技を、重要だと考えている人は多くありません。ですから、特技を書くことで他の人との差別ができます。
その結果、書類選考も通りやすくなるでしょう。
特に、最後に取り上げた「実例と理由」を書くことで、説得力があるアピールができるでしょう。
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