転職で「上手くいく人と上手くいかない人」の考え方の違いを知っていますか?
実は、転職で上手く人には特徴があります。また、逆も同じです。その特徴を知っているだけで転職を考えるときに役立ちます。
しかし、多くの人がそのことを知りません。だから、同じ過ちを繰り返してしまうのです。
この上手くいく人と上手くいかない人の違いは、ほんのチョッとした違いです。
そこでこのページでは、上手くいく人、上手くいかない人の考えの違いについて、私の経験をまじえながら解説します。
上手くいく人の考え方
上手くいく人の考え方は以下の5つがあります。
- すべては自分の責任と考える
- 解決策を実行する
- 周りの役に立とうする
- 長期的視点で考える
- さっさと見切りをつける
以上です。
上手くいかない人の考え方
上手くいかない人の考え方は以下の5つがあります。
- すべてを周りの責任と考える
- 何の行動も起こさない
- 指示されるまでやろうとしない
- 目先のことだけを考える
- だらだらと先延ばしにする
上手く人との考え方の違い
1.すべては自分の責任と考える
上手くいく人は、すべての責任は自分にあると考えます。なぜなら、人の責任にした瞬間に、解決策が見つからなくなることを知っているからです。上手くいく人は、たとえ、自分の責任ではなかったとしても、「自分にできることはないか」と考えます。だから、解決策が見つかるのです。
しかし、上手くいかない人は、すべてを周りの責任にします。だから、思考が停止してしまい物事が進まなくなってしまうのです。
例えば、私は20回以上の転職を経験しています。どうして、何度も転職を繰り返してしまうのかが、長い間わかりませんでした。
「今度こそは、この会社で頑張ろう!」と決意をしても、どうしても辞めたくなってしまうのです。その問題に気づかせてくれたのが転職エージェントでした。つまり、私の上手くいかない原因は、他人の責任するクセがあったのです。それに気づせてくれたのが転職エージェントです。
転職エージェントとは転職相談を無料で行ってくれる求人企業との仲介者です。詳しくは「転職エージェントって何?」をご覧ください。
他人の責任では何も変わりません!
私は、自分勝手でガミガミとうるさい上司が苦手でした。たとえ、自分が怒られていなくても、そばで聞いているだけで頭がおかしくなってくるのです。しかし、そのような上司は、どの会社にも1人や2人はいるものです。頭では理解してしても、どうしても耐えられなくなり、会社を辞めてしまうのです。
それは、父の影響でした。父は浮気性でガミガミとうるさく、自分以外はみんな無能扱いでした。当然、私のこともバカ扱いです。その反発から、似たような上司がいると耐えられなくなってしまうのです。
しかし、転職エージェントから、
- お父さんの責任にしていても何も状況は変わりませんよ
と言われ、ふと我に返ったのです。
確かにそのとおりでした。たとえ、上司が悪かったとしても、それを非難したところで何も変わりません。ですから、その状況の中でどんな対応がとれるかが重要なのです。つまり、逃げていても何の解決策にもならないということです。
2.解決策を実行する
人生には問題がつきものです。転職をしたからと言ってすべてが上手くいくとは限りません。ときには、前よりも状況が悪くなることもあります。そんなときに、上手くいく人は、その状況の中で解決策を考え実行します。しかし、逆に、上手くいかない人は、何の行動もしません。常に他人ごとのように考えているのです。だから、状況が何も変わらないのです。むしろ、時間が経つほど悪化します。
例えば、くり返しになりますが、私は父の影響から自分勝手でガミガミうるさい上司が苦手でした。あまりにも理不尽なことを言う上司には、反抗的な態度をとったこともあります。周りの人たちも、陰でその上司の悪口を言っていました。しかし、それでは何の解決にもなりません。そこで、私はその上司に対してのアプローチの仕方を変えたのです。
アプローチの仕方を考える!
私は、その上司たちに対して、口も聞きたくありませんでした。ですから、無視をするか、反抗するかの、どちらかだったのです。これでは、何の解決策にもならず、最終的に転職をするしか方法がありませんでした。
そんなとき、転職エージェントから、
- もう少しその上司の話を聞いてあげたらどうですか?
とアドバイスを受けたのです。私には、まったくその考えがありませんでした。ただ、顔も見たくない。話もしたくない。という考えだけだったのです。そもそも、上司の話を聴くことは、私が折れたような感じがしてイヤでした。ですから、こちらから歩みよって話を聞いたことがなかったのです。
もし、私のように人間関係の問題で転職を考えているのなら、まずは苦手な人の話を聴くことから始めてください。つまり、相手のためではなく、自分のために苦手を克服するのです。それでも、解決策が見つからない場合は、転職エージェントに相談をしましょう。解決の糸口が見つかるかもしれません。
3.周りの役に立とうする
転職を何度も経験して感じるのは、上手くいく人は積極的に周りの役に立とうとします。逆に、上手くいかない人は、誰かから指示されるまで何もしません。確かに、転職したばかりだと何をしていいのか分からないでしょう。しかし、指示を待つのではなく、
と声をかけるのです。
ただし、周りの空気を読まず自分勝手に作業を進めてしまうと、嫌われてしまうこともあるので気をつけてください。いずれにしても、周りの役に立とうとする気持ちを忘れないでください。その気持ちがあれば、自然と周囲にとけこむことができます。
4.長期的視点で考える
上手くいく人は、長期的な視点で考えます。逆に、上手くいかない人は目先の利益ばかり考えています。
例えば、転職を決めるとき、上手くいかない人は給与の高い低いで決めます。しかし、
上手くいく人は、
- 自分のやりたいこと
- 今までの能力が活かせること
- 得意なこと
これらを基準にします。
偉そうに言っている私も、何度か給与が高いという理由だけで転職を決めたことがありました。しかし、給与が上がる喜びは一瞬だけです。すぐに不満が出てきます。けれど、やりがいや充実感は違います。やればやっただけ増えていきます。それには、あなたが本当にやりたい仕事を基準に選ぶのが良いでしょう。
また、長期的な視点で考えれば、やりたい仕事は成果が上がります。いずれは、評価と共に給与も上がっていくでしょう。ですから、目先の給与よりも、やりたい仕事を優先してください。
5.さっさと見切りをつける
上手くいく人は、転職をした後で、どうしても会社が合わないとなったら、さっさと見切りをつけます。しかし、逆に上手くいかない人は、だらだらと先延ばしにします。
確かに、「石の上にも3年」という諺(ことわざ)があるように、年数をかけなければ、その仕事の深みや面白味が分からない場合もあります。しかし、中高年にもなれば若い人と違い、その仕事があなたに合うかどうかは分かるはずです。ですから、どうしても合わないと判断したら、さっさと見切りをつけましょう。
特に中高年の転職は時間との勝負です。転職活動も、年を追うごとに厳しさが増していきます。ですから、どうしても合わない場合は、できるだけ早く行動を起こしてください。
まとめ
以上が、転職で上手いく人と上手くいかない人の考え方の違いです。
上手く人は、考え方が前向きです。そして、自分の責任と考えます。だから、上手くいかなくても自分で解決策を考え実行します。また、上手くいかなくても何度でも挑戦します。
このように、上手くいく人は現状の中で全力を尽くします。逆に、上手くいかない人は、自分の人生なのに他人ごとのように考えます。だから、上手くかないのです。
しかし、今までが上手くいっていなかったとしても大丈夫です。人生は常に今が勝負です。
ですから、あきらめずにコツコツと前向きにやっていきましょう。
天職に生きる5つのステップ