成功者は、特別な人なのでしょうか?
私はそうは思いません。なぜなら、成功者も私たちと同じように失敗を繰り返しているからです。
しかし、彼らは成功し私たちは凡人です。この違いはどこからくるのでしょうか?
それは、思考です。成功と失敗の違いは思考法にあります。
そこでこのページでは、成功者の思考法を転職に成功する考え方に変える方法を、私の経験をまじえながら解説します。
転職で成功する7つの考え方
転職で成功する思考法は、数多くあります。その中で私が厳選して選んだものが以下の7つです。
- 言い訳をしない
- 大きく考える
- 目標と期日を設定する
- 人に好かれる
- 行動する習慣がある
- 自分を信頼する
- 逆境を利益に変える
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.言い訳をしない
成功者は、上手くいかない原因を環境や人の責任にはしません。言い訳をしている暇があれば、上手くいかない原因を探し出し、解決するための行動を起こします。
私はセミナー好きであったため、億を稼ぐ成功者にたくさん会う機会がありました。彼らは、私と同じように欠点はあります。ですから、私たちと同じように失敗もします。しかし、彼らの共通する点は言い訳をしないということです。もし、言い訳という病気があるとしたら、それこそが、失敗の原因かもしれません。
例えば、
- 忙しく時間がありません
- 疲れて集中ができません
- お金がありません
- どのようにやれば良いか分かりません
- 能力がありません
上手くいかない人は、このような言い訳ばかりを口にします。
しかし、成功者は違います。与えられた条件の中で「どうやればできるのか」を常に考えます。だから、些細なことも見逃さないのです。
【脳の仕組みを上手く活用する】
人は繰り返し考えていると、脳がアンテナの役目をします。
例えば、
Q:家にある物で赤いものを20個いえますか?
と質問を受けたします。おそらく、20個は無理でしょう。そして、また、次の日に、
Q:赤い物20個いってくれますか?
と質問をされます。
そして、また次の日にも…。
このように繰り返し質問を受けていると、いつしか人は、気づくと赤い物を探すようになります。成功者は、この脳の仕組みを上手く活用しているのです。
つまり「どうやればできるか」を常に考えていると、脳は意識していなくても、できる方法を考え出すようになります。だから、結果としてできるようになるのです。逆に、言い訳ばかりをしていると、できないことを探すようになり結果としてできなくなってしまうのです。
【転職活動に脳の仕組みを応用する】
これを転職活動にあてはめてみましょう。もし、上手くいかない理由ばかりを考えていれば、当然のことながら、転職も上手くいかない状態になるでしょう。なぜなら、上手くいかなくなる情報を集めてしまうからです。しかし、「どうすれば上手くいくのか」を常に考えていれば、上手くいくようなアイディアが集まるようになります。
例えば、
Q:どうすれば応募書類が通過するようにならだろうか?
この質問をを常に考えていれば、志望動機の内容や、自己PR文の書き方などの情報を集め出します。そして、ときには能力が高い転職エージェントに出会うこともあるでしょう。これは、別名「引き寄せの法則」と言います。転職エージェントとは、転職相談を無料で行ってくれる求人企業との仲介者です。詳しくは「転職エージェントって何?」ををご覧ください。
このように、転職活動にも脳の仕組みを応用すれば上手くいくようになります。
2.大きく考える
成功者は、イメージを膨らませ大きく物事を考えます。逆に上手くいかない人は、悪いことがばかりを考え不安におびえています。
ポジティブに考えるメリット
以前の私は、否定的な性格であったため、常に悪いことばかりを考えていました。なかなか応募書類が通らないと以下のようなことで頭がいっぱいになってしまうのです。
- このままずっと転職先が決まらないのではないか
- 私は社会から必要とされていないのではないか
- もう一度、前の会社に戻れないだろうか
- この先どうすればいいのだろうか
- 俺の人生はこのまま終わってしまうのではないか
このような、悪いことばかりを考えるのです。当然のことながら、集まる情報も否定的なことばかりです。
例えば、その当時のテレビニュースで気になるのは、
- 景気が悪い
- 〇〇企業が倒産
- 物価が上がって生活が苦しくなる
- 春から税金が上がる
- 生活保護者が急増
などです。
このように、考え方が小さくなっているときは、無意識のうちに否定的な情報を集めています。これでは、ますます気持ちが落ち込んでしまうでしょう。逆に大きく考える人は、
- 株価が上昇中
- 〇〇企業の収益が過去最高
- 〇〇業界の市場規模が拡大中
- 中堅クラスの人材不足が深刻化
- 転職をして給与が1.5倍へ
などです。
以上のように、大きく考える人と小さく考える人は、無意識に集める情報が違うのです。つまり、普段から前向きに考えていれば、自分にとってプラスになる情報が自然と集まるのです。
3.目標と期日を設定する
目標を設定するというのも多くの成功者が行っています。なぜなら、目標と期日を設定しなければ、スケジュールが決まらないからです。成功者が大切にしているのは時間です。なぜなら、彼らはお金はいくらでも稼げるけれど、時間を取り戻すことができないことを知り抜いているからです。
ですから、時間には非常にシビアです。無駄なことには一切、時間を使いません。これを転職活動に応用すると良いです。つまり、転職活動で目標と期日を設定するのです。そして、無駄なことには一切時間を使わないようにするのが良いでしょう。
特に中高年の転職活動は、長引く傾向が高いです。ですから、気を抜いてしまうとアッという間に時間が経ってしまいます。そのような状態なると、不安と焦りから希望条件を下げた会社に転職を決めてしまうのです。実際に私は、何度もこの失敗を経験しました。ですから、目標と期日の大切さを痛感しています。
4.人に好かれる
成功するには、人に好かれる必要があります。なぜなら、成功するには多くのサポートが必要だからです。命令や権力でも人を動かすことはできます。しかし、それでは長続きはしないでしょう。心から信頼され、この人を応援したいという気持ちがなければ、成功は持続しません。それには、人に好かれる必要があります。
キリストは「自分にしてほしいことは、まず相手にしてあげなさい」と言っています。ですから、人に好かれるためにはまず相手にしてあげるのが良いでしょう。ただ、気をつけなければいけないのは、相手が望んでいることをするということです。
これらは難しいことですが、相手に好かれるということは、それだけ奥が深いと言えるでしょう。しかし、これを身につけることができれば転職で活かすことできます。活かす場所は面接です。人の印象は会ってからの数秒で決まると言われています。人に好かれる人というのは、少し話しをしただけで相手が好感をもちます。結果として、面接も上手くいきます。
このように、人に好かれるというのは転職に限らず人生においても非常に重要です。
5.行動する習慣がある
どんなに優れたアイディアや考え方があっても、それが実行されなければ何の価値もありません。仮に、やりたい仕事で社会に貢献がしたいという気持ちがあったとしても、今の会社でそれができなければ、転職先で実現するしかないでしょう。
しかし、転職をするには勇気が必要です。ただ、給与を上げたい、今の職場の待遇が悪いというような理由だけでは、なかなか勇気が出ません。もし、そのような理由で、転職を決めてしまえば、また同じ理由で会社を辞めたくなる可能性があります。
ですから、行動は必要ですが行動する前にじっくり考えることが重要です。もし、今までが上手くいっていないのなら、成功者の思考法を学ぶのが良いでしょう。
行動ではなく思考法を学ぶ!
例えば、多くの人は成功者が行った行動のマネをします。しかし、行動では上手くはいきません。大切なのは行動ではなく思考法を学ぶのです。
分かりやすくするために、私の例を紹介します。
これは、思考法ではなく、行動(丸写し)をマネしたからです。
当然ながら、同じ志望動機になってしまいます。それでは、どんなに素晴らしい志望動機だったとしても採用されません。
思考法を学ぶとは以下のようなことです。
しかし、多くの人は行動をマネして失敗します。なぜなら、思考法を学んでいないからです。上手くいく方法などはネットを調べれば、いくらでも書かれています。しかし、書かれている内容をそのまま行動しても上手くはいきません。なぜなら、みんなが同じ行動をしているからです。
それよりも、自分のフィルター(思考)を通し自分の言葉で書いてください。
6.自分を信頼する
自分を信頼できない人は、継続した成果を出すことができません。なぜなら、自分のことが信じられず、他人の意見ばかりを気にしてしまうからです。仕事では、自分で決断することが数多く出てきます。そのときに「他の人はどう思うだろうか」と気にしていては、前に進まなくなってしまいます。
確かに、他人の意見を取り入れることが重要な場合もあります。しかし、最終的には自分で決めなければならないのです。転職も同様です。他人のアドバイスを聞くのも大切ですが、最終的に決めるのは自分です。それには、自分を信頼するしかありません。その判断が正しいかどうかは誰にも分かりません。転職をするのに、正しい判断なんてありません。すべてが自分で決め自分で責任をとるしかないのです。
そうは言っても、判断に迷うのが人の常です。そんなときは、正しいことでなく楽しい方を選ぶ方が良いでしょう。なぜなら、楽しいことは自分の心の声だからです。私の経験上、他の人の意見よりも、自分の心の声にしたがう方が上手くいきます。ですから、迷ったときは、楽しいことを選択するようにしましょう。
7.逆境を利益に変える
精神医学者で有名なフロイトは、
と言っています。つまり、人は、逆境や困難な出来事によって、能力が磨かれ大きく成長できるということです。しかし、その渦中にいるときは、そのことに気づきません。つまり、数多くの困難な壁を乗り越えた先に、自分の成功に気づくことができるのです。
しかし、今は違います。なぜなら、逆境を利益に変えたからです。振り返ってみると、失敗だと思っていたことは、すべてが貴重な経験になっていたのです。このように逆境は利益に変わります。つまり、逆境が大きいほど利益も大きくなるのです。
まとめ
以上が、成功者の思考法に学ぶ「転職で成功する7つの考え方」です。
この考え方は転職に限ったものではありません。人生すべてに応用が効きます。ですから、これを習慣にすることができれば、あなたが目指す成功が近づきます。
けれど、成功は一朝一夕に成し遂げられません。それまでには、数々の逆境を乗り越える必要があります。しかし、その逆境をバネにできれば貴重な財産になります。
ですから、苦しいからといってあきらめないでください。それを、乗り越えた先に大きな利益が待っています。
天職に生きる5つのステップ