転職活動がなかなか上手くいかないと辛いです。まして、会社を辞めてしまった後の転職活動は、お金の心配があります。ですから、長引くほど、精神的に追い詰められていくことになります。
中高年の転職となると、若い人に比べ求人数が少ないです。転職活動が長引くと応募したくても応募する企業ないのです。また、応募書類を何度だしても不採用の通知ばかりだと、かなりメンタルが弱ってしまいます。
- いつになったら内定がもらえるのだろうか?
と考えだしたら夜も眠れません。けれど、安心してください。対策はあります。
そこでこのページでは、転職活動が辛いと感じる3つの理由をとりあげて、その対策について私の経験をまじえながら解説します。
転職活動が辛いと感じる3つの理由
転職活動が辛いと感じる主な理由には以下の3つがあります。
- 不採用の通知ばかり
- 誰にも相談できず孤独
- お金の問題
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.不採用の通知ばかり
転職活動が一番辛いのは内定が決まらないことです。何度受けても、不採用の通知ばかりだとメンタルが不安定になります。そんな状態が長く続いてしまうと「本当に転職先が決まるのだろうか」という不安で、夜も眠れなくなります。
例えば、私が行った転職活動で8か月間決まらない時期がありました。その間に受けた応募先は、おそらく100社を超えていると思います。最初のうちは、応募先も多くあり「なんとかなるだろう」という気持ちで応募書類を書いていました。しかし、3か月が過ぎる頃には応募先がなくなってくるのです。
やっとの思いで応募先を見つけ、書類を郵送しても、返ってくるのは「不採用の通知ばかり」です。正直、いくら前向きに考えようとしても、なかなかメンタルがついてきませんでした。
【対策として】
転職活動が上手くいかない時のメンタル面で重要なことは、自分の成長に気づくことです。これに気づくことができれば、あなたは、これからも頑張り続けることができます。
なぜなら、やればやるほど成長につながっていくことが実感できるからです。ただ、成長を実感したからといって、現状は何も変わらないと感じるかもしれません。
確かに、自分の成長に気づいたからといって、状況が好転していくとは限りません。しかし、病は気からというように、何ごとも気の持ちようで、現状の捉え方は変わるものです。
得ているものを考えることが重要!
- 転職活動が上手くいっていないからといって何も得ていないのでしょうか?
いいえそんなことはありません。
例えば、私は転職活動が上手くいかず、半年間が過ぎた時の話です。当時は、かなり落ち込んでいる状況でした。そんな時、転職エージェントが次のようことを言ってくれたのです。※転職エージェントとは転職相談を無料で行ってくれる仲介者を言います。詳しくは「転職エージェントって何?」をご覧ください。
【転職エージェントが言ってくれた言葉】
「私が転職エージェントをやっていて良かったなって思うときが2つあります。1つは紹介者が内定をもらったとき。そして、もう1つは、紹介者が自分の成長に気づいたとき」です。
大きな成長につながる機会を得られた!
転職エージェントが言うには、なかなか採用が決まらず、苦しんだ人の方が自分の成長に気づくことが多いそうです。それは苦しんだおかげで、
- 自分のプライドが捨てられた
- あきらめないことの大切さを知った
- 自分の本当の強みと真剣に向き合えた
といったことに気づくことができるからです。結果として、大きく成長につながる機会を得られたというのです。
転職活動でプラス思考に切り替わった!
この話を聞くまでの私は、上手くいかないことばかりを考えていました。しかし、振り返ってみれば、転職活動で得られたことも、たくさんあることに気づいたのです。つまり、プラス思考に切り替わったということです。私は自己啓発好きだったので、多くの書籍を読んできました。しかし、読むだけではプラス思考にはなりませんでした。
しかし、人は本当に苦しんだとき、そして、それを乗り越えたときに「絶対になんとかなる!」というプラス思考になっていきます。だから、あなたも現状が苦しかったとしても、なんとか乗り越えてください。
2.誰にも相談できず孤独
会社を辞めた後での転職活動は、孤独との戦いです。まして、誰にも相談できずに1人でいると本当に孤独になっていきます。
例えば、私は失業中であることを誰にも話しませんでした。なぜなら、プライドがあったからです。当然、家族の了解は得ていたものの、日中は誰もそばにいません。
毎日、ハローワークには通っていたものの、その間も誰も話す相手がいないのです。そして、話す相手がいないと余計に不安が増してきます。だんだんと、不安と焦りで自分の殻にこもってしまいます。
【対策として】
誰かに相談するというのも、1つの方法です。人と話すことでストレス発散になるからです。しかし、現実に戻ると不安が再びやってきます。なぜなら、根本的な解決にはならないからです。
それには、専門家である転職エージェントに相談するのが一番良いでしょう。そして、できるだけ多くの転職エージェントと定期的に連絡をとることです。そうすれば、孤独の解消になります。
転職エージェントは、求人紹介だけではなく応募書類の添削、面接のアドバイスを行ってくれます。しかも、求人企業が費用を負担してくれるので無料で受けられます。ですから、活用することをオススメします。
3.お金の問題
退職後の転職活動は、かなりの金額が必要になります。まして中高年の転職は、長引く傾向が非常に高いです。また、自己都合で会社を辞めた場合、失業給付を受けるまでに4ヵ月近くかかってしまいます。
【対策として】
お金がなくなってくる問題として不安や焦りがあります。内定が決まらず、お金に余裕がなくなってくると、どんな会社でもいいから転職したいと考えるようになるのです。つまり、希望条件を下げてもいいので、すぐに入社したい衝動にかられるのです。そうなると、転職が決まっても、また転職先で不満がたまってしまいます。
そして、それに耐えきれず転職を繰り返すことになります。これは私がはまった失敗のパターンです。ですから、もし転職活動が長引くようなら、つなぎバイトで急場をしのいでください。
詳しくは、転職活動中の「つなぎのバイトの注意点とメリット・デメリット」をご覧ください。
まとめ
以上が、転職活動が辛いと感じる3つの理由とその対策です。
中高年の転職は、想像以上に厳しいと覚悟してください。そして、転職活動も長引く傾向があります。
確かに辛いことも多いです。しかし、あきらめずに活動を続ければ確実に成果が出てきます。
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