転職活動をしていると、本当にこの会社で大丈夫だろうか…。
と悩むことってありませんか?
特に中高年の転職は、若い頃とは違い失敗が許されません。何の情報も集めずに転職先を決めてしまい、
- こんなはずじゃなかった!
となっては困ります。
会社選びで後悔しないためには、その会社の情報をできるだけ事前に集める必要があります。特に重要なのは社風です。
なぜなら、社風が合わないのは、恋愛でいえば恋人と相性が合わないのと同じだからです。それでは、長くは付き合いません。しかし、ハローワークや転職サイトの募集要項だけでは、会社の雰囲気までは分かりません。
そこでこのページでは、事前に社風を知る5つの方法を、私の経験をまじえながら解説します。
社風を知る5つ方法
社風を知る方法は、以下の5つがあります。
- できるだけ会社関係者に会う
- しばらく無償で働かせてもらう
- 会社内を見学させてもらう
- 友人に紹介してもらう
- 転職エージェントから情報を得る
それでは、1つずつ具体的に説明します。
1.できるだけ会社関係者に会う
社風を知るには、実際にそこで働いている人にふれるのが一番です。しかし、関連会社でもない限り、その会社で働いている人と話す機会は、なかなかありません。しかし、どんなにわずかな情報でも見逃さないにようにすれば、会社の雰囲気を知ることはできます。
以下のことは、私が社風を知るために行ったことです。
- 面接
- 間違ったふりをして電話をする
- 会社説明会&転職フェアに参加する
- 会社の周りをうろつく
1.面接
面接は、社風を知るための一番手軽な方法です。なぜなら、面接は会社に訪れる絶好の機会だからです。まず、面接室に行くまでの間に、働いている人たちの雰囲気を知ることができます。和やかな雰囲気で仕事をしているのか、一言も会話をせずに仕事をしているのかなどは、意識して見れば分かります。
また、面接官の対応の仕方でも、社風が分かる場合があります。私のように何度も転職を繰り返していると、面接官から伝わってくる雰囲気で、どんな感じで仕事をしているのかが予測できます。
例えば、面接官の性格にもよりますが、ざっくばらんな会話になることがあります。その打ちとけた会話のなかで、社風に関する質問をすれば、その会社を知るヒントが得られます。
2.間違ったふりをして電話をする
次に、間違ったふりをして電話をするのも有効です。面接の日程を決めるために、こちらから連絡する場合であれば、それを活用してください。電話の対応の仕方によっても、その会社の社風がつかめます。平気で何分も待たせる会社もあれば、不愛想に対応する人もいます。担当者にもよりますが、何度か話す機会があれば会社の体質が分かります。
3.会社説明会&転職フェアに参加する
会社説明会や転職フェアも有効です。転職フェアは、面接と違い遠慮なく質問ができる雰囲気があります。また、他の人の受け答えも参考になるでしょう。
さすがに、給与の詳細の話などは聞けませんが、昨今の業績などは質問しても良いでしょう。業績が上昇傾向であれば、給与やボーナスに良い影響が出る可能性が高いです。転職フェアについて詳しく知りたい方は「転職フェアに参加するメリットとデメリット」をご覧ください。
4.会社の周りをうろつく
次は、会社の周りをうろつくです。何かこれだけを読むと怪しい感じに思うかもしれません。しかし、今後の人生に大きく影響することです。背に腹は変えられないと割り切りましょう。
例えば、私は何度がこの方法を実行し、夜中に会社の近くまで行きました。夜中に電気がついている会社であれば遅くまで残業をしている可能性があります。また、昼間でも関係者の出入りを見ていると、活気があるのかないのかが伝わってきます。とにかく、少しでもその会社の人たちに会う機会があれば、できるだけ活用しましょう。
2.しばらく無償で働かせてもらう
しばらく無償で働かせてもらうという方法もあります。少しこれは強引なやり方かもしれません。しかし、この方法が社風の実態を知る上で最も有効な方法です。
実は、私は実際に無償で働かせてもらったことがあります。面接のとき「無償で3ヵ月働かせてほしい」と言ったのです。結局、1ヵ月ほど無償で働かせてもらい、とても社風の良い会社だったので入社を決めました。
3.会社内を見学させてもらう
無償で働かせてもらうのは、かなりハードルが高いやり方です。難しいようなら、会社内を見学させてもらうのが良いでしょう。これは一般的な方法です。
会社内を見学するだけなので、社内の人との会話はありません。ですので、雰囲気を感じるぐらいしかできません。しかし「百聞は一見に如かず」と言われるように、どんな情報よりも、実際に目で見る方が雰囲気を感じることはできます。
4.友人に紹介してもらう
紹介のメリットは、事前に紹介者から情報を得られることです。しかし、逆に断りづらいというデメリットもあります。
私も以前、紹介で半年ほど働かせてもらったことがあります。当時は、パソコンの資格を取得するために、会社の業務を行いながら働いていました。最初から資格取得までの間は、残業はできないことも承諾してもらっていました。このようなワガママを言えたのも、友人の紹介だったからです。
このように、紹介はメリットが大きいです。しかし、社風が合わない場合は、非常に断りづらい状態になります。いずれしても、紹介者から事前に情報を聞いていても、実際に働いてみないと分からないことが多いです。
5.転職エージェントから情報を得る
正直な話、事前に社風を知ることは難しいです。ネットで評判を見たり、知人や友人から情報を集めることはできます。しかし、実際に働いてみなければ、相性が合うかどうかは分かりません。ですから、無償で働くのが社風を知る最も有効な方法と言えます。
けれど、残念ながら無償で働くといのは現実的には難しいでしょう。そこで、おすすめなのが転職エージェントです。
転職エージェントは、求人企業の担当者から事前に詳しい情報を知ることができます。なぜなら、求人企業に欲しい人材を紹介するのが仕事だからです。実際に、求人企業に出向く機会もあるため社風を肌で感じています。転職エージェントについて詳しく知りたい方は→転職エージェントって何?
まとめ
以上が、後悔しない会社選びのポイントです。
会社を選ぶポイントは、社風にあります。なぜなら、仕事の内容よりも、どんな雰囲気で仕事をするかが重要だからです。
たとえ、あなたの好きな仕事であったとしても、一言も話しをしてはいけない雰囲気であったり、他の人との協力関係がない会社では、やる気も起きないでしょう。
それには、事前に社風を知る必要があります。そのことを忘れずに面接や、会社説明会などに参加して社風をできる限りリサーチしてください。
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