転職活動をしていると、なかなか応募書類が通らない時ってありませんか?
もしかすると、それは応募書類に問題があるかもしれません。特に中高年の転職では、他の人との差別化がかかせません。
なぜなら、若い人の方が優先されてしまうからです。しかし、全く勝負にならかというというと、そうではありません。なぜなら、年齢をかさねた分、経験や実績があるからです。
そこで、カギになるのが志望理由である自己PR文です。しかし、その自己PRが必要な理由がわからなければ、強い気持ちで面接に臨むことができません。
そこでこのページでは、自己PR文に必要な理由と書くことになる2つのメリットについて、私の経験をまじえながら解説します。
自己PR文が必要な理由
面接は自己PRで合否が決まると言っても過言ではありません。それほど、自己PRは重要です。特に、自己PR文を応募書類に加えることは、他の人との差別化になります。
また、面接では応募書類で書いた「自己PR文をもとに進めていく」というメリットがあります。
専門家のアドバイスに従おう!
そこで、転職エージェントから自己PR文を書くようにアドバイスを受けました。転職エージェントとは、転職相談を無料で行ってくれる求人企業との仲介者です。詳しくは「転職エージェントって何?」
転職の専門家のアドバイスに従ったところ、書類選考の通過率が非常に高まったのです。それまでは、30通の応募書類を出して1通るか通らないかだったのが、20通だせば1通は確実に通るようになりました。
中高年の転職は予想以上に厳しいです。昨今は失業率が下がってきたとはいえ、実感できるほどの状況ではありません。そんな状況下において、ライバルたちに差をつけるのが自己PR文です。
自己PR文の2つの利点
自己PR文には以下の2つの利点があります。
- 初めから好印象をもって面接に臨める
- 自信をもって答えられる
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.好印象をもって面接に臨める
書類選考が通過したということは、自己PR文に好印象をもってくれたことになります。面接を受ければ分かりますが、必ずと言って良いほど自己PR文の内容についての質問を受けます。場合によっては、褒められることもあるのです。
ですから、好印象をもって面接に臨むことができます。人の印象は数秒で決まると言われていますが、最初から好印象をもって面接に臨めるのは、かなり優位な状況と言えるでしょう。
2.自信をもって答えられる
繰り返しますが、面接の質問では自己PR文について聞かれることが多いです。自己PR文は、自分の実績や得意なことなどを書いています。ですから、自信もって答えることできます。たとえ、面接が苦手であったとしても、事前に練習もできるのでスムーズな対応ができます。
このように、自己PR文は面接対応に非常に効果を発揮します。
書くことによる2つのメリット
人が行動を起こすには動機が必要です。ですから、自己PR文のメリットが分かっていれば行動を起こす動機になります。
そこで、自己PR文を書く2つのメリットを紹介します。
- 書く作業を通じて自分と向き合える
- 他の人との差別化になる
それでは1つずつ具体的に説明します。
1.自分と向き合える
自己PR文は書く作業を通じて、過去の自分と向き合えます。転職活動をする機会でもなければ、自己PR文を考えることはなかったでしょう。ですから、この機会に自分をしっかり見つめ直してください。
例えば、私はこの書く作業を通じて、自分のやりたい仕事に対して真剣に向き合うことができました。
自己PR文は過去の実績や、能力などの自己評価だけを行うことではありません。あなたの未来像を描くこともできるのです。未来像とは、転職を通して実現したいことを描くことです。実現したいことが明確になれば、インパクトのある自己PR文が書けます。
イメージがつきやすいように、私の書いた自己PR文を抜粋して紹介します。
【事務の作業を10%削減します】
私は、事務作業を10%削減する自信があります。なぜなら、今まで事務の自動化や外注による見直し業務を行い、作業効率を10%削減した実績があるからです。その実績や能力を発揮し、御社の事務効率アップに貢献したいと考えています。また、私の強みは日々改善する習慣です。その強みを活かし日々の改善につとめます。
具体的な目標として、事務の効率を10%上げられるように努力します。ぜひ、御社に入社させていただき力を見定めて頂けたらと思います。
以上です。詳しくは「応募書類の通過率が高まる自己PRの3つのポイント」をご覧ください。
このように自己PR文を書くことで、実績や能力だけではなく実現したいことも表現できます。この熱い想いが伝われば、内定がぐっと近づくでしょう。
2.他の人との差別化になる
自己PR文を提出することを条件にしている会社は少ないです。だからこそ、他の人との差別化ができるのです。なぜなら、人は面倒なことはやりたくないからです。できれば、避けて通りたいのです。しかし、その面倒な作業をすることでライバルに差をつけることができます。
自己PR文を書くことで、採用者側はその内容によって、入社した後のあなたの仕事に対する姿勢もイメージができます。つまり、他の人よりも率先して仕事に取り組んでくれる、という印象を持ってもらえるのです。
このように、自己PR文には数多くのメリットがあります。ですから、必ず提出するようにしましょう。
まとめ
以上が、自己PRが必要な理由と、書くことによる2つのメリットです。
自己PRを書くことは、自分を知るきっかけになります。自分が何を望んでいるかが分からなければ、強い気持ちで臨むことはできません。
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