転職を成功させるコツを知っていますか?
そのコツを知ることで、転職活動がスムーズに行うことができます。
中高年の転職は、年齢的にも失敗ができないという不安があります。そして、その不安から、なかなか一歩が踏み出せないものです。
年齢的に失敗ができないからと言って、転職を先延ばしにしてしまえば余計に不安が大きくなってしまうでしょう。しかし、この5つのポイントを知ることで、成功に対する心構えができます。
そこでこのページでは、転職活動を成功に導く5つのポイントについて、私の経験をまじえながら解説します。
転職活動を成功に導く5つポイント
転職活動を成功に導くためには、以下の5つのポイントに気をつける必要があります。
- 最初の一歩を踏み出す
- 何度でもトライすると決める
- 時間を確保する
- お金以外で安心感を得る
- より良い未来を先取りする
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.最初の一歩を踏み出す
よく、勘違いしている方がいますが、転職活動は転職をするということではありません。当然ながら、会社に退職のことを告知してしまえば、そうならざるを得ません。しかし、転職活動をしているからと言って、必ずしも転職をすることではないのです。
なぜなら、転職活動を行った結果、今の会社を辞めたくない場合があるからです。ですから、転職活動は在職中に行うことをオススメします。必ずしも転職をする必要がないと分かれば、最初の一歩も難しくありません。ですから、まずは気軽な気持ちで転職活動を始めましょう。
実際に始めてみれば、「転職するメリット・デメリット」も理解できます。しかし、始めなければ何も分からないままです。
2.何度でもトライすると決める
いざ、転職活動をしてみると、予想以上に採用に至らず長引いてしまうことがあります。実際、私は最長で8か月間、決まらない時がありました。やはり、8か月のあいだ採用が決まらずにいると絶望感を味わいました。何より辛いのは、やる気があるのに、応募先がないということです。
例えば、私は転職活動を始めた当初は、ハローワークだけで求人を探していました。ですので、3ヵ月も過ぎると希望の求人が無くなってしまうのです。それでも、気持ちが途切れないようにハローワークにだけは通い続けました。
応募書類も200通以上は出したでしょう。しかし、返ってくるのは「不採用の通知ばかり」です。本当に、当時は気持ちがキレそうでした。しかし、ここであきらめたら、「自分の人生は終わる!」と考え、とにかく何度でもトライすると決めたのです。
振り返ってみれば、その経験のおかげで、私はメンタルが鍛えられたように思います。ですから、過ぎてしまえば全てが貴重な経験です。
3.時間を確保する
35歳までの転職活動は、長引く可能性が高いです。ですから、できるだけ在職中に行うことを強くオススメします。しかし、在職中の転職活動は、時間を確保するのが大変です。また、内緒で行うので罪悪感がでてしまったり、仕事の両立がむずかしかったりします。
特に面接などの日程調整が難しいです。そんな時は、転職エージェントを上手く活用し、面接の日程調整を行ってもらいましょう。※転職エージェントは、転職相談を無料で行ってくれる求人企業との仲介者です。詳しくは「転職エージェントって何?」をご覧ください。
時間を確保する方法
転職活動を本格的に始めるには、時間を確保をする必要があります。今の仕事をしながら行うわけですから、仕事を効率良く行うことが重要です。できれば、今の仕事を9割の時間で終わらせる努力をしてください。残り1割の時間を使って転職活動をするのです。
時間を確保するには、
- 人に依頼できることはお願いする
- 「できません」としっかりNOを言う
- 朝早くに出社し誰もいない間に集中して仕事をする
- 家族の具合が良くないので定時に帰らせてほしいと告げる(嘘も方便と割り切る)
- 有給休暇を有効利用する
- 今の仕事を効率よく改善する
- 無駄なことは一切しない
- モヤモヤしていることを全部書き出し、それらを処理するなど。
他にも効率良く行う方法は数多くあるでしょう。もっと詳しく知りたい方は「在職中に時間を生み出す7つの方法」を参考にしてください。
4.お金以外で安心感を得る
私は、在職中の転職活動をオススメしています。しかし、どうしても今の会社に耐えられず辞めたい時もあるでしょう。そんなときは、できるだけ貯金をしてください。そして、会社を辞める準備を整えるのです。いずれにしても、中高年の転職活動は、かなり長引くことが予想されます。実際、私は最長で8か月決まらないことがありました。
私は20回以上転職を経験していますが、転職活動は平均して3ヵ月ぐらいだと思います。そして、自己都合で会社を辞めた場合、すぐには失業保険が出ません。3ヵ月程度はかかります。ですから、それまでの間は、貯金を切り崩すことになります。また、会社を辞めた後の転職活動は、話し相手もなく孤独です。ですから、お金以外で安心感が得られることを見つけてください。
例えば、
- 好きな音楽を聴く
- 相談相手を探す(転職エージェント)
- 健康と気晴らしのためのウォーキングをする
- フェイスブックやインスタなどのSNSで交流する
- 図書館に行く
- 趣味に熱中するなど。
また、転職活動はストレスが溜まります。ストレス発散法については「気軽にできるストレス解消法10選」をご覧ください。
このように、お金の不安から解消される方法を探しておくと良いでしょう。
5.より良い未来を先取りする
人は希望があると現状が苦しくても頑張れます。ですので、なかなか転職先が決まらない時は、より良い未来をイメージするようにしてください。
例えば、転職先が決まって1年後の、イキイキと仕事をしている自分を想像する
- 今の会社の不満が解消され、雰囲気の良い職場で仕事をしている
- 給与がアップし、欲しいと思っていた高級時計を購入している
- 将来性のある転職が決まり、希望に溢れた日々を送っている
- 得意なことで評価が上がり、周囲から賞賛されているなど。
このように、あなたが理想とするイメージをすることで、落ち込んでいた気持ちも少し晴れてくるでしょう。
まとめ
以上が、中高年の転職活動を成功に導く5つポイントです。
転職は、生活の基盤に関わる重要な活動です。ですから、どうしても不安がつきまといます。しかし、転職者は年々増えています。現在は300万人以上です。
これだけ多くの人が、転職をしている現実を知れば、それほど不安に感じる必要はないでしょう。そして、実際に行ってみれば、なんとかなるものです。
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